先月のことですが、
「閉店したメルスリーの在庫を自宅に運び入れているので、
一緒に買い付けに行く?」
と、友人からお誘いを受けました。
薄暗い家の中は、ボタンや布、リボンや糸が無造作に積まれ、
「こんなものは無いかしら?」とお尋ねする度に
カミョンに取りに行く女主人。
買い付けで難しいことは、
私の思うこんなものと
お相手の思うこんなものに、大抵差があること。
「これ、素敵でしょ?」
と仰られても、
「???」
とお返事に困ることしばしば。
メルスリー以外にも、通常のブロカントにも出店している方なので、
あらゆるものが、ごちゃごちゃとカミョンから荷出しされておりました。
色ごとに綺麗に並べられた刺繍糸が沢山入った抽斗。
リボン専用の大型の家具など、愉しい什器も色々ありますが、
郵送はどれも難しいサイズ感。
Deco Belgeでは、小さな什器のみご紹介致しましたよね^^
ごちゃごちゃの家の中ですが、
ここは女主人のご自宅で、これから工事が入るとか。
メルスリーの在庫はさておき、
大きな天使のランプや、
大きな鏡、
ドア上のオーナメントに、
海うちわのようなシャンデリアと
彼女の洗練されたセンスが散りばめられた家は
とても魅力的でもあります♪
ワイヤーで作られたシャンデリアは、
ぽきっと折れてしまいそうに繊細な作品でしたが、
とても好きなデザインです♪
箱の中にはシルクハットがそれぞれ収まっておりました。
実際に使用されているキッチン。
壁のタイルのモダンさと、
ブーシュリー(肉屋)で使用されていた木のテーブルなど
アンティークとモダンのコラボラシオンがとても好みです。
アメリカ人のバイヤーが欲しいと言っていたという車の一部。
「私のコレクションは売れないわ~」
と仰る女主人。
友人は時々振り返って、
「これ素敵よ~」
と見せてくれるアンティークたちですが、
「そ~お??」
と、つれない私でありました^^
こういったウブダシ品は、時々思いがけないお宝があるもので、
買い付けに一瞬躊躇したとしても、
気合入れて、丁寧に時間を掛けて探し出します。
外で待っていた友人の旦那さまと
私の旦那さま。
「まだ終わらないの??」
と何度も呼びに来たのですが・・・
待ちくたびれて、二人でビール飲みに出かけてしまいました^^