ベルギーとフランスの国境に位置するアルデンヌ自然公園は
広大な森の中に、小さな街々が点在する自然豊かなエリア。
数年前まで、この地域に出かけたこともなく、
初めて出かけた時の、地平線まで望む雄大な景色は
ベルギーには山が無いと嘆いていた私の心を、
一瞬で鷲掴みに♡
それほどまでに感動した、美しい地域です。
ベルギーに数あるお城の中でも、
とりわけ誇り高く、ロマネスク様式が麗しいお城
Château de Chimay.(シャトー・ドゥ・シメイ）
このお城は、なんと築城が9世紀にも遡り、
その後、火災による消失、再建を繰り返して、
現在の姿は1935年に今の姿となったのだそう。
かまぼこのようなお茶目な植栽が可愛い♡
そして、そして、
このお城には、現在も居住されているプリンスご夫妻公認？の幽霊が
何体も住んでいるとか。。。👻
お城を守る守護霊たちなので、
大切に祀られているのですね。
でも、やはり出会ってしまうのは
怖いもの。
そろそろお城の内部見学にも行ってみなくてはと
怖いもの見たさもありますが、
家族用の小さな劇場は一見の価値ありだと聞きます。
お城の中にはレストランもあり、
こちらも美味しいと評判のようです。
ただし、シーズンオフのこの季節は
入城できる日も限られており、
スケジュール調整が難しいので、
春になる頃までのお楽しみとして取っておきたいと思います。
さて、このお城を取り囲む様に、段々に建てられた貴族やブルジョワの館が並び、
時々、売りに出される家々を見学する度、
いにしえの隆盛が垣間見える豪華な作りや
昔の人の暮らしがそのまま伝わる空間に
惹き込められ、
戻ってくるのが大変です^^;
お城の裏に建つ迷路の家。
中はどうなっているのかしらと興味津々。
館へようこそ！
と引き込まれそうになる扉。
石造りの無骨な家も、
アイアンの繊細な飾りで、瞬時に乙女心を掴みますわよね♡
うちぶれたような門扉ですが、
迷路の家は崖に建てられていて、
家の内部からは絶景のはず！
週末には、ほぼ毎日のように車で行き来する場所ですので、
中々徒歩でお散歩はしないのですが、
お城の裏にはこっそりとBrocanteもあり、
頻繁に顔を出しては、うぶだし品を見せていただくのであります。
このBrocanteの店主。
なんと私の古くからの知り合いの、
彼氏さんだとか。
（７０代と８０代のカップルなのです♡）
どこで、どのように繋がるのか
分からないものですが、
そのようなご縁もありまして、
「欲しいものは、
取っておくよ」
と、お優しいお言葉。
男性店主ですので、中々乙女な買い付けは難しいものの、
乙女好みのものがありますと、
お値段が可愛いのが嬉しいところ♡
また毎週のようにVide maisonがあるそうで、
どのようなお宝が掘り起こされるのか、
ドキドキ・ワクワク。
他にも、いつ出かけてもディスプレイが一新している
楽しいアンティークショップもあり、
国境なのに、侮れない場所でもあります。
さて、お城の周りに戻りまして、
今回は独立して暮らす息子たちが、それぞれ日本とベルギーの
他の地域からやってきましたので、
みんなで散策してみました。
次男は日本の暖かさに慣れてしまっていたので、
ベルギーの寒さに、顔面蒼白。
城下町散策どころではなかったようですが、
小さな街なので、さら〜と歩いてみました。
特に何かが飾ってあるわけでもないけれど、
雰囲気が素敵な中庭。
遠くから見ても曲がっている
アンバランスな時計塔。
このアバウトな感じがベルギーっぽくて好きです。
倒れてこなければ(^^;;
かつてのブルジョワの館は、
火の見櫓のような塔があります。
敵見張り用？？
看板が可愛いB&B。
暖房と泥棒よけの実用のドアも、
ゴールドの看板と調和して、ますます素敵。
床のタイルを外壁に使用した家。
壁に貼っても良いのだわ。。。と素敵な発見💡
教会の前には巨大なモミの木。
まるでオレンジがなっているような単色のボウルも可愛いですね。
ノエルの季節なので、木彫りの兵隊さんも並んでいます。
通り過ぎるムッシュウよりも、随分と大きな兵隊ですよね🎺
ノワールの外観が格好良い
ブリティッシュパブ。
ビールの街には、足繁く通う常連さんが
たくさんいらっしゃるのだそうですよ。
私の日常の風景ですが、
ちょっぴりベルギー散歩、
楽しんでいただけましたでしょうか？
日々の何気ない出来事も、
綴っていきたいと思います。