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※ご紹介しているのは、フレンチミニョネット1体となります
19世紀後期フレンチミニョネット。
生産はドイツですが、フランス人向けに作られたミニョネットで
通称フレンチミニョネットと呼ばれています。
余談ですが、ドイツ向けとフランス向けの何が異なるのかと言いますと、
パリのドール美術館で衣装を担当していたパリジャンや
世界的に有名なドール商のパリジェンヌ曰く、
フランス向けはミニョネットが身につけているドレスが地味であることが特徴だと言います。
対してドイツ向けは、比較的なフリルのある分かりやすい可愛らしいお召し物なのだそう。
今回のフレンチミニョネットも、その通りに、とても地味なドレスを身につけています。
フランス人はシックがお好みですから♡
身長は9.8cmほど。
このタイプは10.5〜11cmと9.5cm前後の2種類のようですが、
今回の子は小さなサイズで、大きい子に比べ滅多に出会いがなく、
生産数も少ないためか、とても珍しいと思います。
グラスアイはブルーに瞳はノワール。
均等の取れた描き眉に、上下長く細く描かれたまつ毛、
そして、きゅっと結ばれた口に意志を感じる知的＆イノセントな雰囲気が魅力的。
べべのような可愛らしさなのですが、
お顔の表情が涼やかで、知的な雰囲気がとても好みでした。
ボディはオールビスクの5ジョイント。
向かって左足の先が欠けたのか、あるいはこのままだったのかわかりませんが、
右に比べて先端が短めです。
手は着せつけの服の糸を少し切って覗いてみましたが、引き直しはされていません。
足はゴムの引き直し跡がありますが、
そのゴムもほつれているので治されてから時間が経っているようです。
お洋服はオリジナル。
手にはお花の入った小さなカゴを下げています。
またウィッグは取り替えられていると思いますが、
細かな巻き毛がとっても可愛いと思います。
オリジナルのドレスですので、お着替えしてしまうのは勿体無いと思い、
まずはこのままでご紹介いたします。
身長 9.8cm。
全体に良い状態だと思います。
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